何度見ても泣けて、時にくすっと笑える。韓国ドラマ『トッケビ』感想と見どころ

韓ドラ沼にハマってるなら、**『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』**は一度は通る道。
で、通ったあともまた戻ってきたくなるヤツ。

観るたびに泣くのに、時々くすっと笑わせてくるし、
気づいたら「あれ、今また最初から観てるやん…」みたいな状態になってるんだよね。

観終わったあと、なんか心がポカンと空いた人とか、
次何観ようか迷ってる人とか、一緒に語ってこう〜!

Korean Drama

家族で観るにはちょい重い!? それでも心を打つ韓国ドラマ7選【前編】

キャスト紹介

  • コン・ユ(トッケビ/キム・シン)
    永遠の命を持つ“不死の存在”というファンタジー設定なのに、人間味がありすぎる神キャラ。
    寂しげで不器用なのに、めちゃくちゃ優しくて愛おしい。ツンデレ+天然でギャップしかない。
    戦士としての凛々しさと、恋する男としてのピュアさが同居してて、無限に沼る。

  • キム・ゴウン(チ・ウンタク)
    幽霊が見える女子高生。明るくて健気で、一歩間違えばウザくなりそうな役なのに絶妙なバランスで成立。キム・ゴウンは、なかなか好みが分かれそうな顔ではじめは取っつきにくいものの、そこは演技力でどんどん心掴まれます。

  • イ・ドンウク(死神)
    名前がない死神役。でもこのキャラがとにかく良すぎる。
    無表情&感情迷子なのに、徐々に人間味を取り戻していく過程が最高に切ないし、
    サニーとのやりとりは笑えるし泣けるしで完全に感情がぐちゃぐちゃにされる。
    たまに妙に可愛かったりして、そこがまたズルい。

  • ユ・インナ(サニー)
    チ・ウンタクのバイト先の店長で、死神と運命的な関係にある女性。
    孤独に生きてきたのに、明るい現代っ子っぽさ、可愛さ、賢さ、潔さで魅了する、私の大好きなキャラクター。
    ユ・インナの演技がちょっと浮世離れしてて、死神との絡みがまじで名シーン製造機。

  • ユク・ソンジェ(ユ・ドクファ)
    財閥御曹司であり、トッケビに代々仕えてきた一族の子孫。自由に使い倒せるクレジットカードをずっと祖父にねだり続けたが、実は自身に課せられた使命や大切なものがきちんとわかっている聡明な青年。トッケビと死神の同居生活に、加わりたくて仕方ないおちゃめなムードメーカー。

あらすじ

高麗時代、英雄だった将軍キム・シンは、逆賊の汚名を着せられ命を落とす。
しかしその忠義ゆえに、神の手によって“トッケビ”──不死の存在として蘇らされる。
彼をこの世に縛りつけている剣を抜けるのは、“トッケビの花嫁”と呼ばれるただ一人の存在だけ。

900年以上の時が流れた現代。
幽霊が見える高校生、チ・ウンタクは自分が“トッケビの花嫁”だと幽霊によって知らされる。
ある日、偶然出会った二人の運命が動き出す。

謎めいた死神、ウンタクのバイト先の店長サニー──
不思議な人たちが交錯する中で、過去と現在、命と死、記憶と運命が絡み合っていく。

抜け感も愛しさも全部盛り!死神カップルと“永遠”のファンタジー

『トッケビ』って、ファンタジーで壮大な世界観なのに、
登場人物みんながめちゃくちゃ人間くさくて、そこがまたグッとくるんだよね。

なかでも死神とサニーのカップルは、見ててニヤけが止まらない代表。
とくに、死神がサニーに「名前、電話番号、職業」など普通聞かれて当然なことを聞かれて
戸惑うシーン。あれはもう…全女子キュン死案件でしょ。
死神は過去に大罪を犯した人間が死後なる職業(?)。
過去を忘れ、だからもちろん名前も忘れ、電話で話をする相手もいない(てか必要ない)
職業は言えるわけない。

ウンタクのアドバイス通りに韓国の有名俳優3名「ウォンビン、ヒョンビン、キム・ウビン」から、直にキム・ウビンをチョイスww(むろん偽名を疑われる始末)
サニーのためだけに、トッケビとともに2台のスマホを用意してもらい、いい大人が2人揃って初めてのスマホに大はしゃぎ!
職業はサービス業(キリッ)。いやーほっこりしました。

イ・ドンウクって『九尾狐伝』とかで完璧男子やらせたら最強なタイプなのに、
ここではどこか抜けてて、ピュアで、ちょっと不器用で…。
このギャップ、最高すぎるって。

あと、死神っていう存在なのに、めっちゃ人間味あって共感できるのもポイント。
何かあるたびに挙動不審になるし、恋して落ち込むし、記憶ないのに再び恋に落ちちゃうし…。
もうね、見てるこっちが保護欲わくレベル。

このドラマ全体に流れてる“やさしさ”もよくて。
バチバチのバトルとかドロドロ展開じゃなくて、
誰かを思う気持ちとか、そっと寄り添う空気感とか、許しとか。
そういう小さな温かさがじわじわ沁みてくる感じ。

気づいたら泣いてるタイプのやつです、これ。

見守る愛、ぶつかる心。それでも惹かれあうトッケビとウンタク

不滅の命をもつトッケビと、特別な力をもつ女子高生ウンタク。
このふたりの関係って、いわゆる「恋愛もの」だけじゃ語れない深さがあるんだよね。

はじめは「花嫁」だとか「剣を抜いてくれ」とか、
なんだか設定モリモリすぎてよく分かんない感じなんだけど、
だんだん分かってくるのが…トッケビ、めっちゃ不器用な人(神)ってこと。

感情の出し方が下手で、言葉がぶっきらぼうで、
でも時々ぽろっとこぼれるやさしさがヤバい。
「そんな風に言うしかできないのに、気持ちはもう溢れちゃってるじゃん…!」みたいな。

ウンタクもウンタクで、自分が“花嫁”としての役割を求められることに戸惑いながら、
それでもトッケビ自身をちゃんと見て、ちゃんと好きになっていく。
もうね、どっちも真っ直ぐで、痛々しいほど愛おしい。

あとトッケビがずっと生きているのは苦痛でいつか消えたいと願い続けた900年から、ウンタクとの出会いを経て、生きたい。さもなければ覚えていてほしい。と気持ちが変化していく様子も見どころのひとつ。
ウンタクも忘れたくない!と願い、自分に充てて必死に記録するあの場面。
2人の思いがしっかりと絡み合って、最高にムネアツなストーリーです!

ふたりのやりとり、ずっと見てたい。
笑ったりケンカしたり、泣いたり寄り添ったり、
ひとつひとつの場面が“このふたりじゃなきゃ無理だったんだな”って思えるから。

おわりに:泣いて笑って、また観たくなる。そんな“奇跡”の物語。

『トッケビ』って、ジャンルでいえばファンタジー・ラブロマンスなんだけど、
それ以上に「人生のご褒美」みたいなドラマだったと思う。

死神とのブロマンスに笑って、サニーとのすれ違いに切なくなって、
ウンタクとキム・シンの関係には何度も涙させられる。
でも気づけば、あったかい気持ちが残ってるんだよね。

神様だとか、前世だとか、ちょっと遠い話のようで、
実は私たちが毎日抱えてる「誰かを大切に思う気持ち」や「覚えていてほしい気持ち」って、
全部このドラマの中にある。

忘れられない人がいる人に。
誰かともう一度やり直したい人に。
ただ、心が疲れてしまった人にも。

“何度でも観たい”って思えるドラマです。


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