男が王妃に!? とんでも設定なのに、なぜか最高。
「魂が入れ替わる話って、もう飽きた」なんて思ってる人こそ観てほしい。
『哲仁王后(チョルインワンフ)』は、その発想を完全に覆してくる“異色すぎる史劇コメディ”。
現代の男が朝鮮時代の王妃に憑依するという無茶ぶり設定なのに、なぜか破綻せずに進むし、むしろそのおかしさがクセになる。
タイムスリップ、宮廷陰謀劇、男女入れ替わり、そして恋と権力――
全部盛りなのに、不思議とまとまってる…というより「それが良い」。
コメディ要素強めなのに、途中からグイッと政治&人間ドラマも絡んできて、観終わったころには「なんかすごいもん観た」って気分になるやつ。
笑ってスカッとして、ちょっとだけジンとくる。そんな贅沢な韓国ドラマです。
個性が爆発!クセ者だらけのキャスト紹介
- キム・ソヨン(演:シン・ヘソン)
現代のカリスマシェフ“チャン・ボンファン”の魂が入った王妃。
中身は女好きの男のため、本来はライバルである側室に惚れてしまったり、元の身体に戻るためにあの手この手で現代に戻ろうと足掻く姿が最高に面白い!
動きも口調も何もかも男になりきったシン・ヘソンの怪演に、目を奪われること必至! - 哲宗(演:キム・ジョンヒョン)
朝鮮第25代王・哲宗。一見お飾りの王様…かと思いきや、内には熱く鋭い戦略家の顔を隠す二面性キャラ。
“中身オトコの王妃”に振り回されつつ、王妃が使う現代用語もすぐに対応。王妃辞典なるものまで作るほど激ハマりしていく姿が胸熱。 - チャン・ボンファン(演:チェ・ジニョク)
現代の大統領府料理長。女好きのイケメンシェフだが、予期せぬ事故により魂がタイムスリップ。
シン・ヘソンが演じる王妃の“中の人”。登場シーンは短いけれど、王妃の心の中で語る声に宿る知性と感性。
朝鮮時代でも曲げない強い個性で、常に視聴者の心をグッと掴んで離さない! - キム・ビョンイン(演:ナ・イヌ)
王妃の従兄で、ソヨンを一途に思い続ける存在。
中身が変わってしまった今も変わらず守ろうとする姿が切ない…が、ちょっと重い。
今をトキメくナ・イヌをここで初めて拝顔! 今や日本のドラマにも出演決定。
本作ではわき役(とはいえメインキャラ)ながらも、隠せない極上イケメンぶり…。 - チェ尚宮(演:チャ・チョンファ)
王妃の側で支える女官。振り回されながらも忠誠心は絶対。
ときには優しく、ときには厳しく、王妃と漫才のようなやりとりを繰り広げる。
笑い担当かつ癒し枠。 - ホン・ドゥイル/ホン別監(演:イ・ジェウォン)
哲宗の親友であり腹心。彼の前では哲宗も素を出せる存在。
笑いを取りつつ、友人の哲宗はきっちり守る頼れる男。
王妃ソヨン付きのかわいいホンヨンも一目惚れする、印象深い面白キャラ。
王妃の中身、まさかの現代男!? 破天荒な転生ラブコメ時代劇
時は現代――大統領府のカリスマ料理長・チャン・ボンファンは、ひょんなことからプールに落下。
目覚めた先は、まさかの朝鮮時代の王宮。しかも――鏡に映った姿は“女性”、それも王妃だった。
魂が宿ったのは、哲宗との婚礼を間近に控えた王妃キム・ソヨンの身体だった。
なぜ俺が王妃に!?
どうやったら元に戻れる!?
パニックの中、迎える結婚式。相手は歴史上ではボンクラ王と名高い哲宗。
この王様、どうやらただの操り人形ではなさそうで…?
女好きイケメンシェフの魂×格調高い王妃の外見=宮中大混乱。
突拍子もない設定なのに、ストーリーはしっかり面白く、テンポも最高。
どのジャンルにも当てはまらない“異色宮廷ドラマ”がここに爆誕!
爆笑、そしてしんみり。絶対観てほしいそのポイントは?
▶ 注目ポイント:女好き王妃の側室との戯れと哲仁との信頼関係構築
度が過ぎる女好きのシェフ、ボンファンだから、自分を敵対視するチョ・ファジン(宜嬪)へのラブが報われないと知るや否や全国から側室募りますww
そして自分の好みで側室を選び、その3人とキャッキャと楽しいひと時を過ごしたり。
って朝鮮時代でもマイペースに楽しみ、更には哲仁とも信頼関係を築き、そして・・・♥️
その間に哲仁のために奔走するホン別監。
時には韓国ドラマでありがちの日本の悪い役人になりすまし、「アリガトー!」連呼で大爆笑ww
ホント全てのバランスが素晴らしいんですよコレ。
▶ 全体の魅力:バカ設定なのに全部刺さる絶妙バランス
まず、設定がヤバすぎる。
「男が王妃に入る」ってだけでぶっ飛んでるのに、
・現代語でキレ散らかす王妃
・カリスマシェフならではの料理を使った”遊び”要素(大好き過ぎる)
・女好きだからこそ、女心を掴んで政治的問題、嫁姑問題など様々な問題を軽いテンションで解決♥️
・サブキャラが織りなす要所要所の面白展開
ビックリとヒヤヒヤとドキドキとニヤニヤとワハハとしんみりと。
感情大渋滞で何度でも見たくなる老若男女楽しめるんですww
個人的には“異色史劇コメディ”として、大成功したって断言できる😊
観る前と観たあとで印象が180度変わる、クセになる一作
『哲仁王后(チョルインワンフ)』は、“異色”って言葉すら足りないくらいジャンルを飛び越えてくる作品。
ふざけ倒してるようで、実は超繊細。
とにかく笑えるのに、観終わったあと“あれ、めっちゃ良かったな…”としみじみ思う不思議な力がある。
中身が現代の料理長というトリッキーな設定を、演技と脚本の力で見事に成立させた名作。
コメディ好きも、史劇好きも、恋愛ものに飽きた人も――
とにかく一度観てみて。予想外の満足感が待ってる。
▼次はこのシン・ヘソン出演作もチェック!さあ、「オールイン!!!」