『100日の郎君様』は、記憶を失った世子と、村で暮らす女性が“夫婦”として過ごすことになる物語。
EXOのディオ(ド・ギョンス)が、世子として生かされ、ゆえに命も脅かされ記憶を失うものの、世子としてしか生きてこなかったために非常識で尊大な態度しか取れない不器用な王族を見事に演じていました。
序盤に悲しい別れがあったり、村の人々とのおもしろおかしいやり取り、失った記憶へのジレンマと見どころいっぱいの、わりと王道の時代劇です。
キャスト紹介
ウォンドゥク/イ・ユル(演:ド・ギョンス/ディオ)
幼少期に結婚を誓った初恋の相手、そして母との悲しい別れを経て世子として擁立されたものの、心を閉ざし周囲を寄せ付けない存在に。命を狙われ記憶を失ったところをホンシムの父に助けられ、ウォンドゥクとしてホンシムと仮面夫婦になる羽目に。
ホンシム(演:ナム・ジヒョン)
村一番の行き遅れとして、このままだと刑罰になるという危ない状態から、父が連れてきた見知らぬ男と結婚することに。教養があることを隠しながら田舎の村で父と2人でつましく暮らし、生き別れになった兄をずっと思い続ける健気な女性。
キム・ソヘ(演:ハン・ソヒ)
父に無理やり世子嬪として嫁がされた挙句、世子からも嫌われ、義母からは呪われる美しく孤独なお姫様。決して許されない秘密の恋の行方にハラハラ。
ムヨン(演:キム・ジェヨン)
寡黙な護衛武士で、ホンシムの実兄。妹と再会しても自分の立場から真実を話すことができない。生きるために、守るために。そうするしかなかった悲劇のハンサムなお兄さん😭
チョン・ジェユン(演:キム・ソンホ)
庶子出身と異母兄から嘲られながら宮廷入りするも、その聡明さで頭角を現す人物。失顔症を患いながらも、知恵と観察力で世子捜索に尽力する。ホンシムにひとめぼれし、世子の恋のライバルでありながらも物語を支える重要な存在。
あらすじ
王宮で育った世子イ・ユルは、自分の体に感じた異変を調べていたところ命を狙われ、記憶を失ったまま貧しい村へ。
長いこと国に雨が降らなかったことから、かつてユル自身が出した「独身の男女は結婚しなければならない」という政策のせいで罰せられそうになっていたホンシム。父ヨン氏は、ユルが記憶喪失なのをいいことに婚約者に仕立て、ウォンドゥクとして仮の結婚生活を送ることになる。
身分も記憶もない状態で始まる夫婦生活。宮廷では世子の不在を巡る権力争いが続き、村では慣れない庶民生活に悪戦苦闘するウォンドゥク。
やがて失われた記憶と過去の事件が交差し、真実を前に彼の戦いがはじまる。
世子が庶民になった100日間
村で過ごすことになったユルのウォンドゥクとしての生活。初めの頃は見ていられないくらい無能で横柄で、絶対好きになれないやつww
でも初恋の少女の影響で読み始めた「小学」をきっかけに学問に目覚めたユルは、本来の聡明さを発揮していく。字の読めない村人が大多数の中で知識を糧に、少しずつ村に馴染んでいく。(ほんの少しずつね、態度はなかなか変わらず😭)
無理やり結婚させられたはずのホンシムが、その初恋の相手だったという展開も王道ながら胸が熱い。悲しい過去を抱え心を閉ざしたユルの人生が、少しずつ色づいていく。
また、失顔症で人の顔を覚えられないジェユンの存在感も素晴らしい。ハンデを聡明さで補い、ユルの良きライバルでありながら支えとなる姿は本当に魅力的。ホンシムの父とのやり取りも微笑ましかった。
まとめ
『100日の郎君様』は、時代劇ラブコメの王道を押さえつつ、悲しさや重さもきちんと描くバランスのいい作品。
キム・チャオン役のチョ・ソンハは、王族や両班の衣装が似合いすぎる顔力で、今回も強烈な悪役を熱演。そしてムヨン役のキム・ジェヨンは、武士姿がとにかくかっこいい。現代劇『アイドルアイ』での姿とのギャップも楽しめます。
記憶を失った世子が、ただの一人の男として過ごした100日間。その時間があったからこそ、彼は本当の意味で成長していく。
笑いも切なさもきちんと味わえる、見ごたえのある一作でした^^
