『アイドルアイ』感想|キム・ジェヨンが魅せる“光と影”のアイドル像

『アイドルアイ』は、華やかな芸能界を舞台にしながら、その裏側にある人間の欲望や孤独、そして「見られる側」の苦しさを描いたサスペンスドラマ。

キラキラしたアイドル像を想像して観始めると、思っていたよりもずっと緊張感がある。
ファン、メディア、世間。
誰かの理想であり続けることの重さが、じわじわと迫ってくる物語だった。

キャスト紹介

ト・ライク(演:キム・ジェヨン)
人気アイドルグループ「ゴールドボーイズ」のセンター。
完璧なビジュアルとカリスマ性で頂点に立つ存在だが、ある事件をきっかけに殺人容疑をかけられる。
表情の奥に隠された揺れや焦燥を、キム・ジェヨンが繊細に演じている。
『100日の郎君様』のムヨンとはまったく違う現代的な姿が見られるのも大きな見どころ。

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メン・セナ(演:チェ・スヨン)
負け知らずのスター弁護士。
長年の“推し”であるライクの弁護を担当することになるが、ファンであることは隠している。
冤罪で拘束された父の無罪を信じる気持ち、ライクの推しになった出来事。それが今の彼女を作っている!

クァク・ビョンギュン(演:チョン・ジェグァン)
ライクの事件を追う検事。
セナとは高校の同級生であり、互いの父の代からの因縁の関係。
父からの圧力と自身の良心との狭間で苦しむ。

患者役として光る演技!

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ホン・ヘジュ(演:チェ・ヒジン)
ライクの元恋人。
イムファグループ会長の婚外子として辛い立場にある自身と、家庭環境の苦しみを抱えるライクが互いに惹かれあうが、引き裂かれた。

パク・チュンジェ(演:キム・ヒョンジン)
セナを支える探偵。
元はセナに助けられた非行少年。セナの言うなりになんでも解決!

あらすじ

トップアイドルとして絶大な人気を誇るト・ライク。
しかしある日、殺人事件の容疑者として名前が挙がる。

弁護を担当するのはスター弁護士メン・セナ。
彼女は長年ライクのファンだったが、それを隠しながら冷静に事件と向き合う。

芸能界という閉ざされた世界の中で、
誰が味方で、誰が敵なのか。
証言、噂、思惑が入り乱れ、真実は簡単には見えてこない。

光に包まれていたはずの存在が、一瞬で疑惑の中心に立たされる。
その過程で、それぞれの立場や関係性が浮き彫りになっていく。

光の裏側にある視線

このドラマの登場人物には、悲しい過去があることが多くて。
ライクも才能があったばかりに子供の頃から母の欲求を満たす道具にされていました。

セナは平凡で幸せな家族のひとり娘として生まれたはずだったのに、父の冤罪逮捕という家族の一大事を経て孤独な少女時代を送ることに。

でも2人には信じられるかけがえのない存在、支えてくれる存在があったことが支え!

セナは

セナの弁護士事務所代表。ブレた石田純一💦

ライクは汚い大人に利用される人生の中補って余りある味方がいました。

ただその唯一の味方が今回の被害者になるバンドリーダーのウソン。

心の拠り所だったウソンを失って、更には殺人の容疑者にされてしまったライク。
ソロデビューを経て、仲が良かったはずのすべてのバンドメンバーともギクシャクしてしまい、互いに疑心暗鬼になってしまう。
その苦しみはもう想像に難いほどだと思っています。

完璧であることを求められ、
少しのほころびも許されないK-POPアイドルの世界。

ファンの愛情も、メディアの視線も、ときに支えになり、ときに刃になる。

でも推し活歴が長いセナのファンとしての「推し」の幸せと活躍を願い、共に喜び悲しんでくれるその姿勢に少しずつ心が溶けていく。

まとめ

光の中に立つ人間ほど、影も濃い。「推し」との共同生活という、非現実的な設定もドラマならではで楽しめるし、夢があってよかった😊

サスペンスとしても楽しめるし、
キム・ジェヨンの新しい一面を観る作品としても十分見応えがある。

信じていたあの人が実は。。。って知ることはとてもツラい。
でも亡くなって、真実を知ってもなお、信じることが出来る存在(セナの父、ウソン)がいたことはありがたいことでもあるのかも。

ただのアイドルとファンという関係のみならず、お互いが一番ツラかった時に救いとなり、その後も知らず知らずの中で支えあっていた。という事実もまたハートウォーミングでした❤️